しまりすのミュージックワンダーランド

しまりすミュージックホール&ギャラリーから発信する
施設情報&講座情報の他、音楽や美術に関する事柄を中心に
見たこと、聞いたこと、発見したこと、楽しかった事などを語るブログです

2007年11月

やはり・・・恐れていたことが・・・

がっかり・・・

ついに決定。ベーゼンドルファー社がヤマハのものに・・・。オーストリアの楽器会社が買収するならともかく、何故、日本の企業がわざわざしゃしゃり出て、その国の文化が育てた楽器会社をお金で競って買い取る必要があるのか?
そもそも、ヤマハとベーゼンは、同じピアノの中でも非常に距離のあるメーカーだったはずで、良い例ではないですが、スタインウェイを買収した、という事だったら驚きも無いのです。何故ヤマハがわざわざベーゼン???・・・
とにかく、京都の街並みを乱すような高層マンションを平気で建てたりするのと同じ感覚に見うけられ、本当に腹立たしいニュースでした

また近い将来、とにかく早い内に、西洋音楽文化を支えた国の(良い心根を持った)企業が買い戻してくれる事を願ってやみません。日本ベーゼンドルファー社の社長さんをはじめ、素晴らしいスタッフの方々は、これからどうなるのでしょう?・・・それも気になって仕方がありません・・・

ご参考までに・・・
===YAHOO! ニュースより(2点)転用===

★名門ピアノのベーゼンドルファー、ヤマハが買収へ★
11月30日0時10分配信 読売新聞

【マドリード=石黒穣】スタインウェイ、ベヒシュタインと並ぶ世界屈指の高級ピアノブランドで、ウィーンに拠点を置くベーゼンドルファーを日本のヤマハが買収する方向となった。
 親会社であるオーストリアの労働経済銀行が29日、株式の100%譲渡に向けてヤマハと最終交渉に入ったと発表した。
 1828年創業のベーゼンドルファーは、ピアノの名手フランツ・リストから絶賛されたことで評価が高まり、オーストリア・ハンガリー皇帝から明治天皇への献上品とされたこともある。今でも、ウィーンの音楽文化と切り離せない存在だ。
 従業員は200人未満で、グランドピアノの年産台数は300〜400台とされる。熟練職人が手間と日数を費やす少量生産が特徴だが、経営的には苦しく、米投資ファンドの傘下に入った同銀行が手放す方針を決めた。(最終更新:11月30日0時10分)


★「ウィーンの音色」ヤマハが買収へ=ピアノ名門を傘下に★
11月29日23時0分配信 時事通信

【ベルリン29日時事】スタインウェイやベヒシュタインと並ぶ世界屈指のピアノ製造会社、オーストリアのベーゼンドルファー(本社ウィーン)をヤマハが買収することが固まった。ベーゼンドルファーを保有する同国銀行が29日、ヤマハに全株式を売却する方向で、交渉が最終段階に入ったと発表した。
 ベーゼンドルファーをめぐっては、国内ピアノメーカーが1100万ユーロ(約18億円)を提示し、一歩リードとも伝えられていたが、土壇場でヤマハが提示額を引き上げたとみられる。26日付の英紙タイムズは、ヤマハが1400万ユーロ(約23億円)で逆転買収に成功する見通しと報じていた。(最終更新:11月29日23時0分)

満員御礼〜津田山コーラス演奏会〜5

301131c5.jpg11月23日(勤労感謝の日)、高津市民館ノクティホールで、いつもピアノでお世話になっている混声合唱団・金星かおる先生率いる“津田山コーラス”の演奏会が、無事(?!)大盛況の中、終了いたしました

(写真=1週間前のホールリハーサル時にパチリ)

無事、と思って良いモノか?という位、打合せ通りじゃない〜〜〜 という箇所が多々多々多々多々あり、大変、焦りまくった 所が在りすぎましたが、そこはベテラン?!
これまで4回ほど、この定期演奏会をご一緒させていただいているので、難なくスリルをくぐり抜け、踏ん張りもきき 音楽やタイミングに穴を空けずにせっせと演奏を繰り広げ、幕を閉じることが出来たのでありました。ホッ

初めて参加した時には、ハテナ(?)が150個以上、頭上を飛び交う位、驚きや、コレでやっちゃうの?というようなビックリだらけの演奏スタイルに愕然とし、冷や汗だけが流れた記憶がありますが、これが、津田山の演奏スタイル!と判った現在は、この不安定さが良い緊張感になり、ステージの上で、いかに臨機応変&最大限の力を発揮できるか?を試す、たいへん良い機会となりました

それにしても、いつも本当に、この演奏会には頭が下がります。コーラスの方々は、演奏はすべて暗譜で数十曲をこなし、衣装も懲り、次々と降り注ぐ金星先生の仰せに精一杯対応し、当日はホールが超満員!
平均年齢がいつも話題になる位、年齢層の非常に高い合唱団なのですが、もぅ人生の鏡の方々です。詳しくは把握していないのですが、14年前から2年おきに演奏会が開かれており、それを始めた頃は、お歳も70代が大半だったわけで・・・それから14年、変わらず続けられている・・・!! 素晴らしすぎです。そうそう、さらに当日は、Kさんの90歳をお祝いするHappy Birthdayコーナーも設けられていました。

是非これからも、我々にビックリ・パワーを届けてほしいな、とつくづく感じます。最近の若い者は・・・の反対!やんちゃな“おじいちゃん&おばあちゃん”には負けました。

ガ〜〜ン!ショックなニュース・・・1

今日(18日)インターネットニュースを見ていたら、ショックなニュースが・・・


(下記、Yahoo!のNews掲載から転用)
 【ベルリン18日時事】スタインウェイやベヒシュタインと並ぶ世界屈指のピアノ製造会社、オーストリアのベーゼンドルファーが売却されることになり、数日内にも買収先が決まる見通しとなった。有力候補の中にはヤマハも含まれており、音楽ファンを魅了する音色の行方に注目が集まっている。 (時事通信)


・・・売却され、経営陣が変わっても、それはそれでピアノは残っていくとは思いますが、100年以上の歴史で受け継がれた伝統的な工法やピアノ製作にかけるポリシーなどは、果たして今後、どのようになるのか・・・と思うと、気が気でなりません。確かに、客観的に考えれば、年に数台しか生産していないわけだし、飛ぶように売れるものではないし・・・会社としては苦しいかもしれませんが、その心根だけは、きちんと受け継がれる所に売却されて、今後も古き良き、そして新しく発展もできるピアノを作り続けるベーゼンドルファーが製作され続ける事を願ってやみません!

今日は、本当は別な話題を書く予定でしたが、あまりのビックリニュースに、予定を変更して書かせていただきました・・・

シマリス君の壁紙3

c2b2e5d4.jpg先日、ノートパソコンがまったく反応してくれない現象に陥ってしまったのです。いままでゴキゲンそのものだったので、急な病にあわてふためき、青くなって初修理に持って行きました。
待つこと10分ほどしてお店で呼び出され、おそるおそる修理カウンターに行ってみると・・・ニコニコして戻ってきたのです。予想に反して故障に値するモノではなく、持ち運び用の充電電池を抜いて入れ直しただけで直ったらしいです♪
ホッとしたというか、拍子抜けしてコケてしまいそうでした

まぁ、パソコンは常にドッキリとセット!
ファイルが飛ぶほど、コワイものはないですからねぇ〜
そうでなくて良かったです。本当に

そのような中、デスクトップのほうのパソコンは、これまで機器に付随しているトップ画面に甘んじていたのですが、このほどシマリス君の壁紙をゲットし、それに変更しました。ディスプレイの大きさでドドンと登場するので、かなりのインパクトがありますが、かわいいので許せます。
この11月は特に、しまりすアートショップの画面作成、川崎駅前カルチャースクールのホームページ作り、そして、一連の楽譜作成、他の事務作業などなどなど、本当にパソコンのお世話になりっぱなしなので、電源を入れるたびに、このニコッと微笑む(?)シマリス君を見ながら、元気に頑張っている、という毎日なのです

津田山コーラス音楽楽団4

27a5c3f1.jpg11月23日(祝金)は津田山コーラスの演奏会。
いつもピアノでお世話になっているコーラスの2年がかりの練習の成果がいよいよ舞台の上で発表されます
場所は、高津市民館ノクティホール。

11月3日(文化の日)は、その演奏会でバック演奏させていただくメンバーによる楽器合わせが、しまりすミュージックホールで行われました
いつもなら、津田山の町内会館でおこなわれるのですが、今年は日程の都合で使えない事になったので、今回はしまりすに全員集合〜♪舞台監督&指揮の金星かおる先生の見守る中、レトロな雰囲気?(←大正〜昭和初期の浅草オペラが題材)で、着々と作業が進みました♪

昨年の山川浩一氏率いるジャズカルテット以来!ウッドベース&ドラムが入りました。楽器は他に、ヴァイオリン&クラリネット。生年月日すべて私と同日!という稀少な存在でもあるドラムの坂本くんは、今年、ドラムを新調したそうで、えんじ色にピカピカと輝く パールのドラムをゴキゲンに繰っておりました♪ あの川口Jr!スーパードラマー川口雷二さん以来、トントコとドラムの音がしまりすに響き渡ったわけです。
和気あいあい。B型おじさんもおり、楽しい方々とご一緒出来て、和やかな音楽集団のチームワークは、初回にしてバッチリです。

当日着る予定の、着物の生地とミックスされて洋服となった新しい衣装も出来て、公演準備が進みつつあります。なんだかだんだん楽しみになって来ました

追伸:
「紀の国坂」写真(その2)です。
この名前のついた紀尾井ホールすぐ近くの交差点から見たニューオータニ!都会〜♪

演奏週間も終了〜♪5

44e5400f.jpeg先週の紀尾井ホールから、約1週間。その間に、3プログラムの公演があり、どれも皆、無事、本日終了いたしました

いやはや、本当に出来るのカナ?!と、人ごとのように感じる位、途方に暮れる曲の多さ&難しさっ!

演奏週間(土日)1つめのプログラムでは、何と新作発表の「語りと音楽」があり、それを紙芝居ならぬ、ウッドバーニング(板)芝居(8枚分)を制作いたしました。つまり、話に合わせて自分で板芝居用に絵を描き焼く!という無謀の固まり・・・。でも、きちんと公演に間に合ったのです!
ちなみに、音楽はリコーダーと太鼓で付けました。
このウッドバーニング絵は、これからも手を入れ続けてもう少し見応えのあるようにします。12月2日、次回演奏週間「リクエスト」日に、もう一度、第2稿の絵で再公開いたしますので、今回、見逃してしまった方 は、この機会に是非、ご覧下さいませ。
お題は「さるかに合戦」です

2つめのプログラム(月火)は「シューマン」特集。
チェロの曲は難曲!全部、初めての曲なので、目から火が吹き出そうでした・・・が、何故か気持ちよく弾けました 良い曲だなぁ〜、と、あらためてシューマンに親近感を持つことが出来たのが、大きな収穫です♪
歌曲は、大好きな曲ばかりなので、嬉しい限り♪ ピアノソロも入れて、そのほか、新しく、この演奏会用に歌曲「指輪」をチェロ入りに編曲し初公開いたしました。手前味噌ですが、これまた美しく出来たのです ハッピーな出来事でした。

そして昨日&今日で終了したのは、12人の作曲家の曲を12曲演奏する、というもの!
弾き歌いという無謀な試みの曲も3曲。さすがに「乾杯の歌」は、ピアノを弾きながら歌うには、少々照れる演目でした・・・
今日は、あまりに最終回が嬉しくて、最後にもう一曲、足してしまいました。
という事で、本日「トロイメライ」で締めて、すべて無事、終了したというワケです。

終わって数時間ですが、また次回の演目の準備&練習が始まりました♪
素敵で楽しい音楽会が出来るよう、また頑張ります

追伸:
予告の「紀の国坂」写真です(その1)
Recent Comments
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ