4c734a11.jpg9月12日
『リスト生誕200年記念モデル』を弾いてみたい!と思い、勇んで「ベーゼンドルファー・ジャパン」中野ショールームへ行って参りました。
世界で25台だけ生産され、そのうち、すでに19台だったか・・・は売約済み。今日弾かせていただいたのは、25−7 という製造番号を与えられたピアノでした。

音!ぃぃいいイィ〜〜〜!!! 連れて帰りたい気分。
約1260万円。無いッ。あるわけ無いッ。ということで、当然、購入手続きなどしてくる事も無く帰って来ましたが、ショールームに14時過ぎに尋ねたというのに、なんと17時まで滞在。
ピアノを試弾させていただいていたのは、約45分位でしたが、あとは、ずっと、ベーゼンの方とお話に花を咲かせました。

昔からベーゼンにいらした方が、お一人、ヤマハになっても継続され、調律に関わって下さっているというのもあるとは思いますが(久しぶりの再会!)、こと、この記念モデルに関しては、私の、これぞ!と思うベーゼンの音があり、きちんと、ベーゼンは今でも伝統の音を継承して現在もある、ということを実感できました。

他に7台でしたか。ショールーム中のピアノを全部、弾かせていただいて、それぞれ、よい意味でも悪い意味でも、全部、個性が違いました。それもベーゼンドルファー。安心しました。

ベーゼンは、一本の木で1台の楽器を作るそうです。この話は今日初めて知り、あらためて、ベーゼンは一本の木の「命の音」なのだ・・・などと、感慨深げに思ったのでした。良い一日を過ごせました。